原文(2014年11月6日投稿):How to switch to USB Audio on Raspberry Pi
先日「Raspberry Pi と Plugable 社製 USB 機器との接続について― 2014 年冬版」という記事を書きました。この記事はその記事に関連し、弊社の USB オーディオ変換アダプタ(USB-ADUIO)を Raspberry Pi の標準オーディオ入出力として使用するための補足です。
Plugable USB オーディオ変換アダプタを既定の再生装置に設定するには、Raspberry Pi 上で下記の手順が必要となります。
- まず、USB-AUDIO を Raspberry Pi の USB ポートに差し込み、下記のコマンドを実行します。
aplay -l
出力画面の中に、「
card 0: Device [USB Audio Device], device 0: USB Audio [USB Audio]
」という情報を探します。これは USB-ADUIO を Raspberry Pi が認識しているということを意味していますので、この先の設定に進んでください。もしこの情報が表示されない場合には、何かほかに問題がある可能性がありますので、それを先に修正してください。例えば、接続している USB ハブの電源を入れなおす、USB-ADUIO を Raspberry Pi に直接接続する、上記コマンドの代わりに「lsusb
」コマンドを使用してみる、などです。 - お好きなテキスト・エディタを使って、「
/etc/modprobe.d/alsa.base.conf
」を修正します。修正を加える前に、このファイルのバックアップを取っておくのを忘れないようにしてください。
- この行:
options snd-usb-audio index=-2
を、
options snd-usb-audio index=0
に変更します。
さらに、この新しい行を次の行に追加します:options snd_bcm2835 index=1
この変更により、Raspberry Pi の音声モジュール階層が変更されて、標準モジュールである「snd_bcm2835」が無効となり、「snd-usb-audio(USB-AUDIO)」が有効になります。
- Raspberry Pi をリブートし、音声出力をテストしてください。
Plugable Technologies
パトリック・ニューマン