原文(2014年10月23日投稿):Raspberry Pi and Plugable Devices Updated for Winter 2014 by Patric Neumann
以前、Plugable 社のどの製品が Raspberry Pi で使用できるかについての記事を書きましたが、それ以降も Plugable 社はいろいろな新製品を追加してきました。この記事は、それらの新製品のテスト結果も含め、稼働確認ができた製品を一覧にまとめたものです。
テストは Raspberry Pi のモデル B と、現時点での最新である Raspbian Wheezy(2014年9月リリース)を使用して行いました。
(訳注:日本では販売されていない機種が含まれています。)
USB ハブ
- USB2-HUB7BC -問題ありません。
- USB2-HUB10C2 – 接続時に、Raspberry Pi のリブートが必要です。ハブを接続する際には2.5A のAC電源から接続ポートへ500mAの電力が供給されなくてはなりませんが、ただ Raspberry Pi に接続しただけではそうならないためです。Raspberry Pi が起動していないうちに接続して、それから起動する分には問題ありません。しかし、この 10 ポート・ハブではなく、他の問題がない弊社ハブをお使いいただくことをお勧めします。
- USB2-HUB-AG7 – 問題ありません。
- USB2-HUB4BC – 問題ありません。
- USB2-HUB10S – 接続時に、Raspberry Pi のリブートが必要です。ハブを接続する際には 2.5A の AC 電源から接続ポートへ 500mA の電力が供給されなくてはなりませんが、ただ Raspberry Pi に接続しただけではそうならないためです。Raspberry Pi が起動していないうちに接続して、それから起動する分には問題ありません。しかし、この 10 ポート・ハブではなく、他の問題がない弊社ハブをお使いいただくことをお勧めします。
- USB2-2PORT – このハブは電源を供給しないバス・パワータイプのため、接続時に、Raspberry Pi のリブートが必要です。Raspberry Pi には、セルフ・パワー・ハブの使用をお勧めします。
- USB2-SWITCH2 – 問題ありません。
- USB3-HUB10C2 – 2 つの充電ポートを使用した場合を除き、テストでは安定した接続ができませんでした。このハブを USB ポートに接続する際にリブートが必要です。弊社としてはこのハブのご使用はお勧めしません。
- USB3-HUB3ME – 接続時に、Raspberry Pi のリブートが必要です。Raspberry Pi の電源がオフの時に接続してから起動することが必要です。しかし、Rapsberry Pi でこのハブを使用した場合には、接続された USB HID タイプの機器(マウスやキーボードなど)が動作しないことがわかっていますので、ご使用はお勧めしません。
- USB3-HUB4M – 接続時に、Raspberry Pi のリブートが必要です。Raspberry Pi の電源がオフの時に接続してから起動することが必要です。しかし、Rapsberry Pi でこのハブを使用した場合には、接続された USB HID タイプの機器(マウスやキーボードなど)が動作しないことがわかっていますので、ご使用はお勧めしません。
- USB3-HUB7-81x – Raspberry Pi に接続されたこのハブを使用すると、接続された USB HID タイプの機器(マウスやキーボードなど)が動作しません。
- USB3-HUB81x4 – Raspberry Pi に接続されたこのハブを使用すると、接続されたUSB HID タイプの機器(マウスやキーボードなど)が動作しません。
その他の USB 機器
USB 機器の一般的な注意点として、通常どんな USB 機器もセルフパワーの USB ハブに接続しなければなりません。セルフパワーのハブ経由でない場合、Raspberry Pi 自身は電源管理ができないため、電圧が不十分となり機器がリセットされてしまう原因となります。
USB オーディオ変換アダプタ
USB イーサネット・アダプタ
- USB3-E1000 – ドライバーはカーネル内に標準で組み込まれています。セルフパワー・ハブに接続すれば自動的に使用可能となります。
- USB2-E1000 – ドライバーはカーネル内に標準で組み込まれています。セルフパワー・ハブに接続すれば自動的に使用可能となります。
- USB2-E100 – ドライバーはカーネル内に標準で組み込まれています。セルフパワー・ハブに接続すれば自動的に使用可能となります。
Bluetooth アダプタ
- USB-BT4LE – 使用の際には、インストール時のセットアップおよびプロファイルの変更が必要です。詳細は関連ブログ記事をご参照ください。
USB ストレージ
- USB3-SATA-U3 – ドライバはカーネル内に標準で組み込まれています。この機器は12V 2A AC電源アダプタ付きのため、Raspberry Pi 自身に直接接続したとしても稼働します。
<重要>2014 年 9 月の Raspbian は、カーネル・バージョン3.12.28 を使用しています。カーネル・バージョン 3.15 と 3.16 には、このハード・ドライブ・ドッキングステーション使用時に発生するバグがあることがわかっています。バージョン 3.17 ではこのバグは修正されています。 - USB3-SATA-UASP1 – 問題ありません。
- USB2-CARDRAM3 – ドライバはカーネル内に標準で組み込まれています。セルフパワー・ハブに接続すれば自動的に使用可能となります。
Plugable Technologies
パトリック・ニューマン